コンタクトレンズと酸素透過性

ハードコンタクト(以下HCL)については、「酸素透過性」ということが製品の宣伝材料になっていますが、ソフトコンタクト(SCL)については「酸素透過性」の良否は耳にしません。これはなぜでしょうか?
 実は、酸素透過性に限って言えば圧倒的にHCLの方が有利だからです。メーカーは不利なことについては黙っていますので、新製品の広告欄にはこういったことは一切記載されていません。

以下に各種コンタクトの酸素透過性の優劣を記してみました。

コンタクトの種類 酸素透過性
酸素透過性HCL(最近のもの)
ワンデータイプ使い捨てSCL
2週間タイプ使い捨てSCL
通常型SCL
非酸素透過性型HCL(以前のもの)
カラーSCL


 SCLの素材も年々進化して酸素透過性が向上してきましたが、まだまだ酸素透過性HCLにはかないません。またHCLに比べてSCLは劣化が早いので、使い捨てSCLよりも通常型SCLは時間と共に酸素透過性が低下しやすいと考えられます。
 ただし同じHCLであっても、以前の非酸素透過性HCLはかなり性能が見劣りします。(現在販売されているHCLは、ほとんどすべて酸素透過性レンズです)。さらに最近流行しているカラーSCLは最低の性能と考えます。

 以上、酸素透過性HCLが最も優れていることがおわかりと思いますがこれには条件があります。「使用して約2年以内」ということです。いくら優秀なHCLであってもやはり時間と共に性能が低下してきますので、4年も5年も使うのはいけません。まだ壊れていないのにもったいない・・と思われるかも知れませんが、コンタクトはほとんど毎日使用するものですね。ふだん身につけるもので何年も毎日使用する製品は他にあるでしょうか? 1年に1シーズンしか着ない洋服でさえ数年前のものは処分してしまうことが多いはずです。目に対しても気配りを忘れないようお願いいたします。