| 老眼について | |
| 「老眼」という言葉は誰でもよくご存じですが、 「近くが見えにくくなる状態」 「近視の人は老眼にならない」 と考えておられる方が多いですね。これらは正しい考え方ではありません! 誰もが避けられない老眼について正しい考え方をご紹介しましょう。 老眼を理解する前に、まずカメラの仕組みを思い出して下さい。 |
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最近のカメラは「オートフォーカス」といって、カメラが自動的にピント(フォーカス)を合わせてくれるようになっていますので、昔のカメラのようにレンズを回転させて手動でピントを合わせる作業はなくなりました。 |
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左の画像では「AF」という状態にセットされていますが、これがオートフォーカスのモードであり通常はこの状態で撮影します。 |
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ただしカメラによっては、オートフォーカスと手動フォーカスを切り替える事ができるカメラもあります。 機械あわせじゃなくて自分でピントを設定して写真を撮りたいときには、この「距離ダイヤル」を回してピントを決めます。 左の画像では0.5mにセットしています。 |
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遠くの景色を撮りたいときには「∞(無限遠)」にセットします。 |
| 人間の眼は、ありがたいことに生まれながらにして「オートフォーカス」です。それも機械よりもずっと正確かつ素早く目標に対してピントを合わせてくれますので、ピントを合わせようと意識しなくても見たその瞬間にピントが合っています。上記のカメラで言えば、目標までの距離に合わせて「距離ダイアル」を瞬間的に回す事ができるとお考え下さい。ただし人間の眼は、その人の見える範囲の中では遠くを見るようにもともとセットされています。そのため近くを見ようとすると、筋肉に力を込めて努力する必要があります。 さて老眼になるとどうなるのでしょうか? 老眼の初期では、「距離ダイアル」は動くことは動くけれども、錆び付いて回りにくい状態になります。すると端から端までダイアルを回せるけれど、回しきるのに時間がかかることになります。 具体的な症状では、「ぱっと見たときには見えにくいが、じーっと見ているとだんだん見えてくる」ということになります。特に近くを見る場合には必要以上に筋肉に力を込めますので、何となく不快感や目の疲れをが生じます。 老眼がさらに進行しますと、「距離ダイアル」が途中で引っかかってそれ以上は回らなくなってしまいます。上記のカメラでは「0.5」〜「∞」までの距離が書いてありますが、老眼になるとまず近い方から先に動かなくなってしまい、近いところにピントを合わせようとしても合わなくなってしまうのです。この状態でも遠くに向けての方向には端までダイアルは回ります。 この「距離ダイアルをどれくらい広い範囲で回せるか?」という能力を医学的に表す言葉が「調節力」です。若い人なら調節力が充分にあり、老眼の方は調節力が少なくなっています。 |
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ではもう一度「距離ダイヤル」を見て下さい。ここに書いてある距離の数字は等間隔ではありません。 たとえば「50センチ〜60センチ」という、たった10センチの差と、「3メートル〜5メートル」という2メートルの差を比べてみたら、「50センチ〜60センチ」の方が距離ダイヤルを大きく回さないといけないことがわかります。 すなわち近いところにピントを合わせるには、より大きな「調節力」が必要とされるわけです。 調節力が衰えた世代の方が手元の物を見るときに、ほんの10センチでも近づけるだけでかなり見えにくくなるということですね。 |
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| 次に「正視」、「近視」、「遠視」について解説しましょう | |