イエローナイフその3 オーロラ大爆発!

Blatchford Lake Lodge(BLL) 2日目

2階から食堂の料理テーブルを見る。これが朝食の全容だ(^^;) BLLは絶海の孤島みたいな施設なので、食材も燃料も最小限。ゼイタクは禁物だ。

2階の娯楽室。

鍵のない客室、鍵を紛失する心配がないのでありがたい(^^;)

さてロッジを出てハイキングにでも出かけるとするか・・・

 

ロッジを出てすぐに道案内の標識が立っている。

日本では見られないような色彩の道が続く。

ところどころに説明書きあり。

白いシダ。

看板によればリスがいるらしい?

よく見ると本当にリスがいるではないか!望遠レンズを持って来なかったのが悔やまれる。

秘密の展望台へ向かうことにする。

ところどころの木に道順の目印のリボンが結んであるが、取れていたのを修復。

到着。

カナダらしい光景だ。いくらイエローナイフでも昼間に歩くと汗ばむくらいだ。

BLLの入江を回り込んだ高台に来たらしい。ここからロッジに帰るまで、一人の人間にも出会わなかった(^^;)

楽しい昼食(^^;)

今日は露天風呂の日らしい~ ふだんは風呂には蓋がかぶせてある。

夕暮れになりティーピーの高台へ夕陽を撮りに行く。

今夜は天気が良さそうだ。

今回持って来たのは

左:フジXFレンズ 16mm F1.4

右:サムヤン 12mm F2.0

サムヤンの価格はフジの1/3くらい(^^;)

日が暮れて部屋でボーッとしてると、なんだか廊下が騒がしい。オーロラが出たのかとベランダに出ると夕焼けと共にオーロラ出現。

昼間にロケハンしておいたロッジ下の船着き場へ移動。真っ暗なので湖に落ちないよう気をつけないと。

林のほうを見てもどんどん増殖中。

予想以上に広範囲に出現したため、ここからさらに超広角のサムヤン12mmに切り替えてみる。少し色が淡い感じかな?ただしサムヤンだとなぜかExifの数字が上手く記録されないようで、「F1.0」という表示になってしまう。実際はF2.0である。

赤みがかった部分はフジよりも表現しやすいかも。

湖に写った逆さオーロラ。これが撮りたかったんや!前景としてカヤックのパドルを入れてみた。なお冬期に来ると湖が凍ってしまうのでこれが撮れるのは秋と春のみ。

ちなみに同じ場所でXF16mm かなり緑が濃くなる。Velbiaで撮るのは間違いだったか(^^;)

さすがに超広角だと縦位置にすれば迫力が違うな。

これもサムヤン。ロッジの裏から後光が差してるように見える。

撮影してる最中は、デジカメの小さい液晶では画像があまり確認出来ない。そのためあまり信用できないサムヤンを外してこのあとはすべてフジ16mmで撮った。

アタマの真上で大爆発!うねるように動く。イエローナイフでもこのような大爆発はめったに見えるものではないらしい。ありがたや~

ちょうどオーロラが団体さんで頭上を通過してるとこれが見える。遠くにあるとひらひらしたスカートのヒダのようなものだが、アタマの上を通過するときにはスカートの中身が見える感じだ(笑)

さてだんだん心に余裕が出来てくると、いろんな設定を試したくなる。絞りは開放で触らず、シャッター速度を変えてみる。これで4秒。かなり速く移動していくので、開ける時間が長くなるとヒダの細かいディーテールが失われてしまうので短めにした。

同じ状況で7秒に長くした。全体的に派手な感じになり素人受けしそうな絵に(^^;) ただし4秒の時に比べて大雑把な表現になってしまう。

この2枚は両方とも4秒だが、下の方は移動速度が速くなりぼやけてしまった。2秒でも良かったかも。

ISOはフジX-H1だと6400でもまったく問題ない。できるだけ速いシャッター速度を確保するために明るいレンズが大事だと思う。ネット情報では、「10~20秒開けたら良い」と書いてあるサイトも多いが、これは間違いだと思う。

大きめのオーロラならできれば2~4秒で撮ればシャープな造形になるだろう。

こんな土星の輪タイプも出現。いくら見ても飽きることがない・・・

さらに余裕が出来て人物を入れてみることにする。これは手持ちの懐中電灯を人物にさっと1秒くらい当てるだけ。ただし光の当て方が結構難しいし、左手でレリーズ、右手に懐中電灯と同時に違う動きをしないといけないので熟練が必要。

試しに赤いLEDで撮ってみたがイマイチ(^^;)

人物を撮る際にはフォーカスを合わせ直さないといけないので割とメンドクサイ。

試しに無限遠のまま看板+なめこを撮ってみたが、やはりフォーカス合ってないのがバレバレなので、こういう場合は手前の対象物にフォーカス合わすべきだったと反省。

夕焼けを撮った高台へ移動。

同じ場所で方角を変えて撮ってみた。この方角の方が派手に出ていたのだが、前景に何もないと感動がもうひとつ。やはりオーロラは単体で撮ってはいかんと痛感。

もうお腹一杯、今夜の締めに撮ってみた(^^;)

結局この夜は21時~1時まで撮影していたことになる。オーロラがまだ終わってない状態で寝てしまったのでこれ以降どうなったかは不明だが、4時間以上も踊ってくれたオーロラに感謝感激!