ブリジストンRE-55S バースト事故 交渉内容
注意:

RE-55Sをお使いの方、または他のブリジストンタイヤを使用中のユーザーは、
どんなときもメーカー指定値を守るようにお願いします。
特にRE-55S 18インチ 285をGT3などの
ハイパワー車に装着されている場合は絶対に守ってください。

現在販売されているタイヤは低い空気圧ではバーストする危険があります。

パーストについてはこのサイトの
http://www.kobayashiganka.co.jp/gt3/readers/moto/bs.htm

http://www.kobayashiganka.co.jp/gt3/readers/keybo/bs.htm
をごらんください。
BSとの交渉
日時 2004/6/19
場所 コックピット江坂
参加者 きー坊さん、oshoさん、ゴエさん、ウハウハ2号
BS 二名 コックピット江坂 二名。
    
まず、最初に担当された堺営業所の対応の悪さに対してのお詫びと挨拶がありました。(これについては本件の本筋ではありませんので説明を割愛させていただきます。)
また、後で「言った。言わない」のトラブル防止のため、ビデオカメラで記録させていただくことの了承を得てカメラの設置しました。交渉内容をネットで同時中継してほしいという要望も一部の方からありましたが、会話の中で社内資料が写っていたりしますので、とりあえず非公開でわたくしウハウハ2号が保存しておきます。

次にBS技術担当者からバーストしたタイヤのカットピースを見せていただきながら、タイヤが設計どおりに生産されていることの説明がありました。

次に、新品のRE55Sをドラム試験にかけた試験結果の資料が提出されましたが、社内資料ということで資料はいただけませんでした(実際には資料を無理矢理撮影しましたが前記の理由により公表は差し控えさせていただきます)。きー坊さんの記憶による数値は
「負荷加重を475kgfに固定し、空気圧を260kpaから130kpaくらいに変化させると130kpaでバーストした。」
ということでした。

資料の提示のあと、
「空気圧を低くするとバーストするのでタイヤはメーカー指定値で使って欲しい。今回のトラブルはその低い空気圧が原因と考えられる。サーキットで圧を下げた時に痛みが発生し高速走行時にパーストしたと思われる」
という内容の説明がありました。
また、私達が通常よく行うサーキット走行前にエア圧を少し下げてタイヤが発熱して適正圧にする方法は、
メーカーでは想定していない。あくまで指定圧で走って発熱したら圧力調整をしてほしい。メーカーから出しているのは冷間時の圧力指定で温間時の圧力は限界値を超えても問題ない。
という説明でした。
ここまでの説明で、なんとなく説得されてしまいそうになりますが、どう考えても少し納得がいきません。なぜなら、他のタイヤで同じような使い方をして何の問題も起きていない。だいたい冷間のメーカー指定値などで走ったら数周でリアが暴れ出して、とても乗れるものではないというのがサーキットを走った仲間内の評価です。

さらに17インチのRE55Sでは同じ使い方で問題が起きていない。18インチの285-30、さらに300馬力を超えるハイパワーモデルに限定されている。また、きー坊さんの2セット目はメーカー指定値で数百キロ、一般道路の走行でひび割れが発生しているため空気圧だけの問題ではない、何かタイヤの構造に問題があるか、バーストに至るなんらかの理由があるのではないかという疑問があります。

そこで、こちらからは

リアヘビーでトラクションが強力な911のことを考えて設計したか?
475kgfというパラメータは低すぎないか?
(このデータは高速道路を連続走行している状態しか再現できていない。加速時にリアに荷重がかかった状態は入っていないし、コーナリング中の横Gがかかった状態も検討されているとは思えない。ただし、きー坊さんのタイヤが高速道路を走行中にバーストしたという部分のみをとりあげて検証したとすれば間違ってはいないかも?)
実車テストは行ったか?
実際サーキット走行の際一般ユーザーがどれくらいの空気圧で走っているか把握しているか?(=メーカーの規定空気圧で走るとリアの挙動もピーキーで使い物にならない事を理解しているか?)
他社のSタイヤで同じ使い方をしても問題ないのになぜRE55Sがバーストするのか?
BSのホームページ
http://ms.bridgestone.co.jp/ms_tyre2/55s-air.html
にプロの書かれた空気圧についての記事を見ると私達と同じ使用法を推薦しているという指摘をしておきました。
(HPが間違いであれば訂正、もしくはポルシェの場合の注意点を書き加えることを要求しましたので、みなさんが見られるときには内容が違っている可能性もあり交渉前に画面をキャプチャーした画像を添付します)
現状のタイヤのままであれば危険で使いたくない。知り合いにも推薦できない。なんとか上記のような「普通の使い方」ができるタイヤを供給して欲しい。
テストでGT3が必要であれば、仲間内で協力することも可能なので是非いいタイヤを作って欲しい。

などの質問、意見を申し述べました。
これに対し、
現在販売中の285/30R18 RE55Sは、サーキット走行も含め低内圧で使用されますとタイヤ強度を保持できず、タイヤ故障が生じる可能性があります。
カーメーカー指定の空気圧でタイヤをご使用されますようお願い申し上げます。
ちなみにポルシェ993リアの指定空気圧は300kpa、996及び996GT3リアの指定空気圧は270kpaです。
なお、弊社はHPにおいて「山野哲也の空気圧アドバイス」、およびMSタイヤエンジニアへの質問コーナーにおいて サーキット走行における空気圧設定のご回答を掲載しておりますが、これはサーキットにおけるタイヤ空気圧調整の実践的アドバイスであり、サーキット走行によるタイヤ性能や耐久性を保証するものではありません。この弊社HPで、サーキット走行のタイヤ空気圧を弊社が推奨するごとき印象を与えましたことをお詫びいたします。
弊社はタイヤメーカーとして、車両メーカー指定のタイヤ空気圧を前提として、当該サイズ(285/30R18 RE55S)についてもより高性能のタイヤ開発を進めていく所存ですので、どうぞご支援の程お願い申し上げます。
なお、今回ご報告先のお客様よりお申入れありましたご要望に関しては、タイヤ販売を行いましたブリヂストンタイヤ大阪販売株式会社で直接対応させて頂きます。

といった回答をいただきました。
(BSの担当者及び本部で確認してもらい原稿を一部手直ししました)
また、今回の件はすでに年間40万アクセスのあるホームページで話題になっており、かなりの注目をあびているため、結果を公表しても良いか確認し、了承を得られましたので「超軟弱GT3 Web」で公開させていただきます。

最後に、わたしたちはブリジストンユーザーであり、RE-55Sの優秀性を認めていて、早期に対策されたタイヤの発売を希望するのであり、なんら営業妨害やその他の利益を考えたわけではありません。また、今回の交渉に当り場所を提供してくださった「コックピット江坂」様に感謝いたします。ありがとうございました。

なお、今後、新しい情報が入りしだい、公表してよい情報であればここで発表させていただきます。