マスコミによる世論の誘導

マスコミによる世論の誘導はこれまでもたくさんあったが、最近気になる2つの事を取り上げたい。

1.京大カンニング事件
皆さん御存知の通り、入試における携帯+ネットによるカンニングである。ワイドショーだけでなくNHKなどすべてのニュースで1面トップ扱いだった。予備校生が逮捕されて一件落着となったのだが、はたしてそれでいいのか?? [tegaki] たかが「カンニング」ではないか? [/tegaki]

入試に限らずおよそすべての試験にはカンニングがつきもんだ。私が大学1年生の時に教養の科目で試験を受けていたら、たまたま試験監督がカンニングを発見!試験監督が「こら!」と怒鳴ると、その学生は試験用紙を持って大講堂からスーパーウルトラダッシュで逃げ去ったのだった!もし個人が特定されれば一発留年なので彼も必死だったであろう。最終的に発覚したかどうかは不明だが。
今回の京大事件は、
・受験した学校が「京大」であった
・携帯とネットを使ったハイテクカンニングだった
という2点でこんなに騒ぎが大きくなってしまったのだが、カンニングという違法行為自体は昔ながらの行為である。方法の如何に関わらず罪の重さに軽重はないはずであり、これだけで逮捕というのはいかがなものか?合格取り消しは当たり前にしても彼をスケープゴートにしてしまったのは間違いだ。こんなことで逮捕するなら、八百長力士は全員逮捕だ。

2.地球温暖化?
昨年の夏は激しく暑かった事に関しては異論はない。マスコミも日本のどこかが史上最高の気温を更新したと盛んに報道してさらに火を付けていた。そのせいで「地球温暖化」がさらに叫ばれてエコカーブーム絶好調である。
ところが今年の冬は近年になく寒い。私自身これだけガンガン暖房を入れたり、ヒートテックを着込んだ事はこれまで無かった。こんなに異常に寒い季節が続いているのに、本当に地球温暖化?という疑問がまったく議論されていないのはなぜなのか??暑いときにだけ「エコカーに買い替えましょう」と宣伝し、寒いときに「ガソリン車に乗りましょう」と宣伝しないのは不公平ではないか(^^;)

このようにいろんな「見えざる手」によって、知らぬ間に変な世論が形成されていくことに一抹の不安が募る今日この頃・・・