武士道を忘れた日産のキャンペーン

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Responce より

英国日産が7月上旬から開始した『GT-R』と『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)のPRキャンペーン、
「How to beat the Germans」(ドイツ車を打ち負かすには)。この広告にポルシェがクレームを付けた
ことが、英国メディアの報道で明らかになった。

 問題のPRキャンペーンは、英国日産が7月上旬の「グッドウッドフェスティバルオブスピード」に合わ
せて開始。その広告写真には、『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)のドアにBMW、アウディ、ポルシェ
のエンブレムが描かれた。各エンブレムの横には傷のようなものが見えるが、日産によると、ドイツ・
ニュルブルクリンクでのレースで、日産が3メーカーに勝利した回数を示しているという。

昔のスーパーカー漫画じゃあるまいし、こんな撃墜マークを書くなんて信じられん!!(絶句)

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そしてさらにサイテーなのが、ロンドンで行われたキャンペーンだ。

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私が急に好きになった(^^;)AudiTT、これにこんな紙を貼ってロンドンを走り回らせたらしい!

“More expensive, slower and less powerful than a Nissan 370Z.” 

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 そしてケイマンにも!  

“I dream of being as fast as a Nissan 370Z.”

370Zと他車のスペックは、

  The 0-62mph performance

Nissan 370Z Coupe with manual gearbox (5.3secs)

 manual Audi TTS 2.0 Coupe (5.4secs)

BMW Sdrive3.0i (5.8secs)

Porsche Cayman 2.9 (5.8secs)

らしい。レースの勝利回数やこういったスペックだけで「勝った!」と誇らしげに宣言しているとは日産も地に落ちた。私が初めて993を買う前までに乗っていたのは、280Zと300ZXである。学生時代にはセリカやスープラといったトヨタ党がほとんどの友人の中で、私は大の日産党だったのだが・・・

私のサッカー教室でも、「敗者にもリスペクトを忘れるな」と常々言われている。もともと日本の武士道も敗者に対して謙虚な姿勢を貫いていたのが日本人の美学だったはずだ。これはロンドンで開催されたキャンペーンと言うことで、日本人が関与してないと信じたい・・・・

瑞穂の国、日本にはとてもよい言葉があるので、これを企画した外国人?のエライさんに贈りたい。

[tegaki]「実るほど 頭を垂れる稲穂かな」[/tegaki]