グランドサークル2022 その4 レンタカーでパリス・ラスベガス

無事にサンフランシスコ空港に着陸した時刻が0949。同じくユナイテッドのラスベガス行きは1315発。コンパクトな空港なので間に合うはずだが・・・

他の客と一緒に入国審査に進む。KIOSKで手続きするはずがいつのまにか有人ブースに行ってしまった(^^;) 私は乾燥肌のため、いつも指紋が上手く登録できずに何度もトライさせられて係員をいらつかせてしまう。そしていつもの「何日間?何のため?どこに泊まる?」の質問のあと、なんと「帰りの搭乗券を見せろ。手持ちのキャッシュはあるのか?クレジットカードを見せろ」と質問された。いろんな国の審査を経験したがこんなことを聞かれたのは初めてだ~。よほど貧相な格好で難民に見えたのだろうか??

そしてなんとか審査をくぐり抜けて、まず荷物を受け取る。アメリカはスルーバゲージにしてても全員いったん引き取る必要がある。

荷物を引き取り、日本語で「乗り継ぎ便」と書いてある方へ進む。

ラスベガス行きはFゲートなので右へ行く。

この時点で1018、着陸から30分でここまで来れたので一安心。ユナイテッドは国内線乗り継ぎにもラウンジが使えるようなので探してみよう。

ラウンジ発見。専用エレベータで上へ行く。

立派な時計のあるラウンジ。

ラウンジのサンドイッチを昼ご飯とする。そこそこ客が多かった。みんなマスクしていない(^^;)

時間が来て搭乗。

短距離区間なので737 3人掛けである。少し足元の広い席にしてみた。でも隣にも客がいてほぼ満席だ。

東へ向かうと雪をかぶった山も。シエラネバダか?

砂漠の中に突然この区画だけ異様な空間が広がるラスベガス。

ラスベガス空港、降りてすぐからルーレットやスロットマシン(^^;)

そしてスーツケースを引き取ろうと思ったら、なんと電車に乗ってターミナル移動が必要だった!無事に荷物を引き取ったら、次にレンタカーを借りに行く。借りるのがどのレンタカー会社であってもすべて「マッカラン レンタカーセンター」行きのシャトルバスに乗る。10分間隔くらいで運行してるのでそれほど待つことはない。バスで10分くらいで着いたのが・・・

ここがレンタカーセンター。超巨大な施設である。私が借りたのはHertz、フルサイズクラスで予約しておいた。

Hertzのとてもすぐれたところは、「ハーツULTIMATE CHOICE」というシステムがあること。これはHertz会員になってると、受付カウンターに行かずに直接駐車場へ行き、十数台の中からお気に入りの一台を自分で選んで乗って行くという素晴らしいシステムである。

  • 受付カウンターに行かないので、「英語で」いろんな説明聞いたり、「ポテトもいかがですか?」的なオプションを勧められたりという煩わしいことは一切ない
  • いろんな車をじっくり自分で選べる
  • VISAプラチナだと自動的にHertzの上級会員になれるため、ワンランク上の車種から選択できる。

センター1階にはHertzの受付カウンターがあったが、そこには寄らずにスルーして右側のエスカレータへ進み2階へ上がる。すると目の前にこの大きな掲示板。

近付いて確認すると・・・

私の名前が一番上に表示してありほっと一安心~ その隣の「5 STAR」はランク分けであり、GOLDよりもさらにランクが上の車種を選べるらしい。

5STARのエリアから選び出したのが、日産ローグsport。いわゆるエクストレイルだ。ぐるっと一回りして状態をチェック。走行4万キロだが特に問題なし。またタイヤの山も充分だった。ナンバー見るとフロリダから来たらしい~ あまり洗車してないのが日本と決定的に違う(^^;)

すでに車内に鍵は置いてあり、そのまま乗り出して出口へ向かう。出口のゲートは有人で「IDを見せろ」と言われる。てっきり免許証だと思って、日本の免許証+国際免許証を見せたら「Photo ID,please」と言われてようやくパスポートのことだと気がつく。ということで免許証のチェックも無し(^^;) なんてお気楽なシステムなんだ~

さて左ハンドルには慣れてるので問題ないが、右側通行は初めてである。これからまずラスベガスのホテルに向かうのだが、できるだけ停めやすい駐車場にしたい。調べてみたら一番停めやすいのが、「パリス・ラスベガス」らしい。それだけの根拠でこのホテルに決定。

ラスベガスの大通りを進んで1回右へ曲がるだけ。「右折」というのがキモで、何車線もある道で左折するのは大変なので右折して行けるのは大事!

エッフェル塔が見えてきたら凱旋門に向かって右折。ここでは横断歩道を横切ることになるんだが、車イスのおじいちゃんがゆっくり渡ってるのを待ってたら、後ろからクラクションを鳴らされた(T_T)

 

無事にパリスの駐車場に辿り着き、大きなため息。さっそく荷物を降ろして・・

パリスのホテルへ向かう。部屋は「ブルガンディルーム クイーンベッド2台付 禁煙 エッフェルビュー  US$151.05」

おおー、フランスに来たんや~!(^^;) さっそく下に降りてウロウロしてみる。

サマータイムのため19時なのにまだまだ明るい。

さてグランドサークル巡ってる間は粗食の毎日が続くので、ラスベガスにいる間はちゃんとしたレストランに行こうと日本から予約していったのが「Eiffel Tower」というレストラン。これはエッフェルタワーの展望室にあるレストランで、向かいのベラッジオの噴水ショーを見ながら食事できるというミーハー店である。なお窓際を予約するには追加料金が必要、二人で80ドルというかなりの割増料金だった。

パリスの1階カジノにあるレストラン受付。早めに行ってゆっくりしようと思い、1945の予約に対して1912に到着したら、屈強そうな兄ちゃんが「まだだ、ここで待て」と制止される。待ってると腹が減って来たので1940にもう一度頼んだら「あと5分待て、順番が来たらおまえのところにメールが届くから」と言われた。こんなに時間に厳格だとは・・・

ようやく専用エレベータに乗せてもらって店内へ。さすがに80ドル払っただけのことはあり、目の前にベラッジオと池が見える!

シャンパンを頼むとちょうど噴水ショーが始まる。これやこれや、これが見たかったんや~

「NFL 2022DRAFT」と書いてあるのは、この翌日にNFLのドラフトイベントがベラッジオであり、この前の道を封鎖してレッドカーペットが敷かれるらしい。

アメリカンな食事を楽しんで満足~ レストランもほぼ満席だった。

食事が済んだ後、ベラッジオ側から噴水を眺める。エッフェル塔の照明がいろいろ替わって美しい。

これからレッドカーペットを敷くために道路が封鎖される。明日は早く出発するのでもう部屋に帰って寝よう・・・

その後爆睡してたら、いきなり全館放送!! 夜中の2時。

あわてて飛び起きて服を着て廊下に出る。なんとなく焦げ臭い匂いがする!? 他の客も廊下に出てどうしたらいいものかと私に尋ねてくる(^^;)

急に「正常性バイアス」という言葉が脳裏に浮かび、とりあえず非常階段を使って地上に降りることにする。ここは22階(^^;) 階段で降りていく最中に、いろんな階からどんどん客が集まってくる。よく見ると階段の手すりに新しい血痕が!裏出口から地上に降りたら、消防車やレスキュー車が集合していたので本物だとわかる。しばらくホテルの外にいたがわりと平常そうに見えたので、玄関からカジノに戻るとカジノでは多くの客が平然と遊んでいた(笑)

部屋に戻るためにエレベータホールに行くとホテル職員がいて、他の客がどうなってるんだ!と質問していたが、「大丈夫だ、部屋に戻ってくれ」と言ってるので恐る恐る部屋に戻ることにする。エレベータホールには消防士が集まっていろいろ作業してるんだが・・・ 結局なにが原因だったのか今もわからない。おやすみなさい。