PDK考まとめ ~得意と苦手

PDKに対する考察の最終編である。今回は得意とする場面、苦手とする場面を書いてみよう。なおこれはMY09モデルでの感想なので、もしMY09PDKからMY10移行のPDKに乗り換えた方がおられましたらぜひその進化した様子を教えて下さい。

◆得意とする場面

加速が必用な状況でのシフトダウンはPDKの独壇場である。一番わかりやすいのはこんな状況。
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そこそこ混んでいる高速。走行車線にはトラックの列。追い越し車線を走っている私の目の前には、それらのトラックを追い越そうと必死になっている別のトラック。悲しいかな、走行車線80キロに対して追い越し車線は85キロである。次第に追い越し車線のトラックの前はがら空きになってきた。
そしてようやく目の前のトラックが走行車線に入る。追い越し車線がオールクリアになっていて今だ!とばかりに一番下までアクセルを踏み込む。7速1500回転だったのが一瞬時が止まったのか?と躊躇したようなそぶりを見せた後、次の瞬間2速6000回転まで一気に跳ね上がる。そしてターボが付いているの??というくらいの急加速を猛然と始めるのである。さすが4Sの破壊力は抜群だ。これはやみつきになりそう(^^)/
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これは昨日の体験談である(笑)ここまで過激でなくても日常のちょっとした加速ではアクセルを踏み込むだけで必用充分なシフトダウンと加速が得られるのはTipよりもだいぶ賢いと言える。

六甲山で走り回ったわけではないので峠を攻めたらどうか?というとよく分からないが、少なくともちょっとしたワインディングでは勝手にシフトダウンしてくれることはない(^^;)

◆苦手とする場面

発進時。特にホテルの駐車場のように坂道をハンドルを切りながらゆっくり登っていく・・・という場面ではかなりぎくしゃくすることがある。もひとつ歩みがのろいなーと少しアクセル踏むと急に加速したりしてちょっとイマイチ。これはヨン様のF1でもそうだったので仕方がないか。。。また四駆のせいなのか、ハンドルを切った状態で発進しようとしたらエンストしたこともあった。
ヨン様で坂道発進する場合、ブレーキからアクセルに踏み換える瞬間に少し車が後ずさりしてしまうので「せえーのー!」という感じでちょっと気合いを入れないといけなかった。ところがPDKの場合は賢くて、ブレーキから足を離しても2秒間だけブレーキをホールドしてくれる機能があるのでありがたい~

 

◆PDKまとめ

・ズボラ運転してると省エネシフトになるので、7速2000回転までで事足りてしまう
・機械任せにしてても加速時は問題なし
・Tipよりも操作して楽しいが、シフトダウンは2-3段落としが必要で何段落とすかを瞬時に見極めるようになるまで時間が掛かる
・発進時と螺旋状坂道は苦手

上記のネガティブな面はプログラムの改良といったソフト面で充分改善できると思われるので最新のPDKはもっと自然なものになってるに違いない。

よく考えてみたら、デュアルクラッチではないがセミATであるヨン様のF1はほとんどマニュアルモードで運転していた。それはマニュアルモードのほうがずっと楽しいからである。ヨン様の場合もエンジン掛けてすぐはオートモードで始まるので、何もしなければ機械任せでの運転になる。ただし一度でもパドルシフトを使用するとマニュアルモードになり、エンジン切るまでオートに戻ることはない。
ポルポルの場合はTipの頃からシフトスイッチを操作しても数秒後にはオートモードに復帰する。これはこれでとても便利なのだが、ヨン様のようにエンジン切るまでマニュアルモードに固定・・・という機能が選択できるとなおよろしい。シフトレバーを横に動かして自分でマニュアルモードにすれば話は済むことだけどメンドクチャい(^^;)

ということで明日は最初から最後までマニュアルモードにして実験してみることにしよう~