映画「終の信託」

shintaku500

女医に草刈民代、患者に役所広司という「Shall We Dance?」の組み合わせの映画。前作と違ってかなり重くて辛い映画だった。

喘息発作で20年も入退院を繰り返して苦しんできた役所広司はどんどん発作がひどくなり死期が迫っていることを認識する。主治医である草刈民代に「そのときが来たら楽に逝かせてくれ」と頼む・・・ というあらすじだ。

役所広司が「そのとき」を迎え、草刈民代が厳粛に事を行おうとしたシーンでは、

「グリーンマイル」を思い出してしまった・・・ ちなみにこの映画の巨漢マイケルクラークダンカンは今年9月にすでに死去している。

前半は医者と患者の関わり、後半は検事との対決という構成。

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検事の大沢たかお。こいつがまた憎たらしい!ああ言えばこう言う、よくこんなに自分の思っている方向へ誘導できるなと感心する。そういえば私も10年前、覆面に招待されたことに対して地元の検察庁で検事と何度もやり取りしたことを思い出した(^^;)

見終わった感想としては「重い・・・ 脂身いっぱいのステーキと天丼を食べたあとのような胃が重苦しくて仕方ない」という感じ。爽快感というかまったくカタルシスを得ることはなかった。良かれと思ってした行動が結果的にこうなってしまうのかと思うと同じ業界人としてとても複雑な気持ちになった。

評価:★★

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★  金返せ
★★ マニアな人のみ見て下さい
★★★ 何度も寝ましたがまあまあ
★★★★ なかなかエエんちゃうん!
★★★★★ ワンダフル!Don’t miss it!