日本の神々

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今日は建国記念日の祝日だ。しかしはたして何の日なのか、日本人の何割が知ってるだろうか?かくいう私もよく知らなかったのだが(^^;) 先月ポルシェクラブで伊勢神宮に行くに際して、せっかくだからと思い日本の神々についてあらかじめ予習をしていったのだった。たまたまコンビニで見つけた上記の「一個人」という雑誌には、おぼろげに知ってる神々の名前がこんなふうに親戚関係だったのか~!と驚かされるような内容がたくさん書いてあった。アダムとイブの話を知っていても日本の起源についてよく知らないというのは日本人として恥ずかしい。そこで備忘録の意味を見込めて紹介してみたい。

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まず天には天の神々が住む高天原(たかまがはら)があった。この天の神々が、イザナキの神とイザナミの神に命じて日本の国土を作り出させた。まず最初に天から矛(ほこ)を海中にいれて引き上げたら、塩がしたたり落ちてオノゴロ島ができた。私はこれを淡路島だと思っていたがどうやら違うらしい。このオノゴロ島に二人は降り立って御殿を建てた。

この御殿でイザナキイザナミに「あなたの身体の具合はどうか?」と尋ねると、イザナミは「私の身体はほぼ出来上がってるが、一箇所足りないところがある」と答える。イザナキは「私は一箇所余ってるところがある」と返した。もうおわかりですね(笑) そしてイザナミは「では足りないところと余っているところを合わせましょう」と言って最初に生まれたのが、まるでヒルのようなブサイクな子供「水蛙子(ヒルコ)」だった。二人は残酷にもヒルコを舟に入れて海に流してしまった。次にイザナキから声をかけて交わったところ、無事に淡路島が生まれた。これは一説に寄れば、女であるイザナミからナンパしたのでブサイクな子供になってしまった、男から声を掛けるべきだという教訓も含まれているらしい(^^;)

そこからどんどん交わって大量生産していく。順番に、四国、隠岐の島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、最後に本州だ。結構マイナーな島がはじめに作られているようだ。イザナミはそれ以降もいろんな神様を産んで最後に火の神を産むが、このとき大火傷を負って死んでしまう。夫であるイザナキはひどく嘆き悲しんで死の国である黄泉の国へ行く。イザナミに一緒に国へ帰ろうと呼びかけるがそう簡単には帰れないので待ってくれと答える。「私の姿を見ないように」と念を押したにもかかわらず、待ちきれないイザナキイザナミの姿を見てしまった。それは体中にウジが湧くわ、雷を伴っているわでスゴい姿になっていたのだった。一目見てイザナキは逃げて帰る。「よくも恥をかかせたな!」と怒るイザナミは追いかける。すんでのところで道を岩でふさいでイザナキは生還した。この通せんぼした場所は出雲にあるらしい。

生還したイザナキが九州で身体を洗っていると、イザナキの顔から次の神様が産まれた。

 右眼:月読神(つくよみのかみ)

 左眼:天照大神(あまてらすおみかみ)

 鼻:須佐之男命(すさのおのみこと)

単性生殖ですね(^^;) イザナキは天照大神に高天原、月読神には夜の国、須佐之男命には海の国を治めるように指示した。

この天照大神を祭ったのが伊勢神宮である。ちなみに最初に生まれて捨て子になったヒルコさんはどうなったのか?海の彼方に流れていってエビスさんとして敬われるようになり、今では昌和自動車のすぐ隣にある西宮神社に奉ってある。ちょっとビックリ!

この続きはまた次回・・・