グランドサークル2022 その5 ラスベガスからブライスキャニオンへ

本日の行程 ラスベガスからI15号線に乗り、途中のセントジョージで下道へ。買い物と軽食をとり再び15号線。95番出口で下道へ。UT20→US89→UT12 でブライスキャニオンへ。

早朝6時のラスベガスは静寂。今日は長丁場なので高速が混む前に少しでも早く出発しないと!夜中に警報で起こされたのでとても眠いが朝食抜きでチェックアウト。

駐車場に向かう途中で掃除のおっちゃんに出会う。動かないが(^^;)

初めてのアメリカ高速道路I15になんとか乗り快調にドライブを続ける。事前にいろんな人のブログをネットで調べたら、レンタカーでグランドサークルを回るのに大事なことは、この2つらしい。

  • ガソリンが半分以下になる前に必ず給油(無人の砂漠のようなエリアでは、次にガソリンスタンドがあるのははるか彼方!)
  • 途中でスーパーに寄って、食料と大量の水を確保すること

さてアメリカの高速道路は、日本と違ってサービスエリアが存在しないようだ。給油や食事はすべていったん下道に降りる必要がある。事前にガソリンスタンドとスーパーがある地点を調べたら「セントジョージ」の街が見つかった。ここにはコストコがあるので立ち寄ることにする。ラスベガスからセントジョージまで約2時間、7時に出発して9時に着く。ところがコストコの開店時間は10時なのでどうしようかと思ってたら、ラスベガス(アリゾナ州)とコストコ(ユタ州)では時差があり、ラスベガスの9時がコストコでは10時なのに気がついた。バッチリやないかい~!ということでちょうど開店したところへ到着した、ガハハ!

私の好きなバナナやお菓子、そしてなぜか見つけた「伊藤園のお茶 1ダース」を買って積み込む。おっとその前に給油だ。

セルフのガソリンスタンド。まずクレジットカードを入れて認証する必要があるが自分の覚えてるパスワードだけじゃなくて、「ZIP CODE(郵便番号)をいれろ」と言われる。こんなこともろうかと、日本でVISAとAMEXの会社に電話掛けて「アメリカでZIP CODEを入れろと言われたらどうしたらいいか?」と質問してみた。両社とも「そんな話は聞いたことが無い」「当社ではそもそもカードにその情報は入れてない」と言われたのであった。

この表示が出たらもうこれ以上進まないので、まずガソリンスタンド併設のショップに行き容量当てずっぽで「ポンプNo.3、20ドルplease」と言って先にお金を支払った。有人カウンターではもちろんクレジットカード使用可である。

4.45ガロン=16.8リットル → 1リットルが1.19ドル=154円(1ドル=130円として)。円安のせいでまあまあ高い・・

このあと何度も給油することになるが、実際は田舎のガソリンスタンドならZIP CODE要求されずにそのまま給油可能なことが多かったので助かった。

さて買い物と給油が済んで一息つこうと、コストコのすぐ近所にある「In-N-Out」というハンバーガー屋へ。クチコミで評価高し。 味は・・・まあこんなもんだろう(^^;)

その後高速道路に戻る。途中の有名なザイオン国立公園に寄ると時間が足りないのでそのまま北上する。

Google mapのストリートビューで勉強していたとおり、「95番」出口で降りる。地名で判断するより番号の方が覚えやすいので便利。

東へ進むとどんどんそれらしき景色になってきてテンションあげあげ~ 途中で停めて先ほど買ったバナナを撮ってみる(^^;)

岩をぶち抜いたトンネル。

そして本日の目的地、Bryce canyon lodge 

ブライスキャニオン国立公園周辺にはいろいろホテルがあるが、公園内にある唯一のホテルがここ。そのため非常に競争率が高くすぐに満室になってしまう。今回も日本のコロナ方針が変更になってから予約を取ろうとしたため(2月末)アメリカ国民に対して出遅れてしまい、ここは満室で取れずやむなく公園外のホテルを予約していた。しかしそれから諦めず毎日何度も何度も公式サイトを見てたら、4/15に急にキャンセルが出て部屋ゲット!諦めないことが肝心だ~

上の写真はホテルロビー、玄関ドアに「必ずマスク着用せよ」と書いてあったのであわててマスクをするが、受付のスタッフ全員マスクしてなかった(^^;)

私の部屋はこんな感じ。サンライズ ユニット。

Room Type SunRise Lodge   $ 232.00 per night 

ウッドデッキがあり気持ちが良い。

さて早速トレッキングを始めることにする。ブライスキャニオンは「クレーターのようなお鉢+内部にニョキニョキ立つ土柱」という構成である。

以下に公式サイトのマップ。地図の濃い茶色い部分が窪んだところであり、ちょうど古代ローマの円形劇場のように見えることから「Amphitheater」と呼ばれている。私のロッジ(青丸)がある場所がサンライズポイント。

ロッジからお鉢へ向かって歩いて行くと三叉路に出た。まずは有名なサンセットポイントへ向かう。

チンドン屋フル装備の私(^^;) カメラはFUJI XT-30

そしてロッジの部屋から数分歩いただけで・・・この奇岩の絶景! こんなに素晴らしい景色をカメラで撮っても、自分の肉眼で見た感動を伝えられないのがもどかしい。

Rim trailを歩いていると、犬の飼い主が崖っぷち(とても危険)に座り瞑想中、犬がちょうどこちらを向いてくれた。これ以降、カメラの設定が間違ってるのに気がつかず、周辺減光のような写真になってしまい反省(^^;)

サンセットポイントには、お鉢の内部Amphitheaterへと降りていく有名なナヴァホループというトレイルがあるので、早速降りてみよう。

坂道はけっっこうな勾配である。坂の上を見る。

坂の下を見る。スイッチバック形式(^^;)

穴をくぐり抜けていく・・

ウオールストリートと呼ばれる岩の隙間。

こんなところでよく頑張ってるな!と言う大木。

ここまで伸びないと葉に陽が当たらないだろう・・

誰もが写真撮りたくなるポイント(^^;)

ようやく平地になった。この辺りが一番底になる。サンセットポイントから標高差160m。

これは山火事の跡かな?

ここがナヴァホループと他のルートの分岐点。まだこれから長いルートもあるが、次第に陽も傾いてきたので上に登ることにする。画面左上のルートへ。

さらに分岐。左へ行ってサンセットポイントへ戻っていく。

龍神のハンマー

よく崩れずに残ってるものだなあ・・

さすがに登りはキツイ。徐々に嫁はんに置いて行かれる(^^;)

ようやくサンセットポイントまで登り着いた~ 所要時間は降り始めてから1時間20分くらいだった。

さすがに17時になるとだいぶ陰ってきた。陰影が付いて写真としては良いが、だんだん条件が悪くなってくるのでここらで退散。

そして明日の夜明け撮影ポイントを下見しようと車に乗って「インスピレーションポイント」へ向かう。

上記の青線が車移動。終点に駐車場がある。ロッジから車移動は約5分くらい。

ここはシャトルバスの停留所にもなっているらしい。

丘を上がっていくと・・・

さっきのサンライズポイントからの景色とはまた異なる絶景。

展望台には金網の柵があった。

さらに上にも別の展望台あり。

かなり見晴らしが良い。ただ土柱から少し遠くなるので、やはり明日は先ほどの下側から撮るとするか・・・

さらに奥へ繋がるトレイルがあるが、さすがに疲れてきたのでロッジに戻ることにする。

さてここに来るまでロクに取説読まずにきたが、運転してると一番気になったのが「オートクルーズ」だった。ほとんどの車が制限速度以上でも以下でもなくピッタリで走ってるではないか!日本だと速い車と遅い車の速度差は50キロ以上あるのでオートクルーズはあまり意味がないが、アメリカではほぼ全車が使ってるかのように等速で走ってるのでとても意味がある。ということで今夜のうちに使い方をマスターしておこう(^^;)

夕食はロッジの本館にて。

予約不要のブッフェ形式。

19時半ではまだ早いのか、他に客がいない・・・

ごちそうさまでした・・

さて日が暮れたので、三脚をセットしてサンセットポイントまで行き星を撮ることにしよう。と思ったが、まったく月もなく土柱などは写るはずもない。何も照明がなく転落しそうだったため引き上げて駐車場にて撮影。残念~